孤独と友達になる~無職6年生の私から、定年前のみなさんに伝えておきたいこと~ほか
退職すると、今よりもっと孤独になります。
「いや、今でも友達もいないし、家帰ったら一人だし、孤独だから大丈夫」という人がいるかもしれません。
しかし、退職後の孤独とはそんなもんじゃないのです。
じつは、在職中は孤独な「つもり」になっているだけなのです。
働いていると一日に一度も口をきかないということはないと思いますが、退職するとそれが普通になります。
「いや、仕事で口をききたくない相手と話しているだけで、それがなくなるなんて、良いことではないか」と思う人もいるかもしれません。
私もそうでした。
検索しても答えは出てこないので自分で試行錯誤するのが良い
前回、退職後の孤独感は「会話の総量の圧倒的低下」が引き起こすけれど、それに慣れてしまえば良い、ということを書きました。
慣れるまでには個人差があり、私の場合は大体3年ぐらいかかりました。
私は一般の人より長いのではないかと思います。
理由は、在職中は出版社に勤めており、連日連夜のように著者との打ち合わせ、取材、インタビューなど、やたらと会話する仕事についていたためです。
では、「孤独感」に慣れるまでにどのように「会話量の圧倒的低下」に対処したか、ということを今回は書こうと思います。
不安はなくならないが不満はなくすことができる
会社員時代は未来に対しての不安よりも、現状に対する不満の方が大きかったです。
組織の不合理さ、非効率さにいつも腹を立てていましたし、身近な同僚との考え方の違いに対しても不満を抱いていました。
今は、未来に対して不安はあるが、不満のない生活を送れていると言えます。
今日の名言
『一人前になるには50年はかかるんだ。功を焦るな。悲観するな。もっと根を深く張るんだ。根を深く張れ』
ーー升田幸三(棋士)
『ジタバタするのも、ある意味仕方がないのかもしれない。だって、誰もが「自分の老い」に対してアマチュアなんだから。』
『大人になることがどういうことかを教えてくれるのは大人じゃない。自分より年下の人間だ。』
『同じことを何遍(なんべん)もやれば、いくらなげやりでも、達成ということは訪れる。』
ーー橋本治(作家)
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