習慣継続の評価は感覚に頼らす、「事実」に基づいて行おう。
私からの3つのアイディア
1;
「なんとなくやれていない感じ」は「勘違い」であることが多い。
人間の記憶力は、習慣形成に関しては全くあてにならない。
昨日の昼食のメニューをおぼえているだろうか?
では、10日前はどうだろうか?
15日前の昼食は?
たぶん覚えていないはずだ。
習慣形成期の場合、記録をつけておくことが自分を支えてくれる杖になる。
例えば英語を勉強し始めたとする。
はじめは15分椅子に座っていることが精いっぱいで集中力が続かない、なんていうところから始める人も多いのではないだろうか?(私がそうだった)。
最終的には「90分ノンストップで集中して英語を勉強できている自分」になることを目標にしているとしても(そうなれば当然、結果はついてくるだろう)、はじめは皆「こんなもの」なのだ。
習慣形成期には、その日の学習で英語の単語を覚えるところまでたどり着けず、参考書を開いて「眺める」ことしかできずに終わる日もあるかもしれない(私がそうだった)。
そして、これも、自分の「気持ち」がどうであれ、間違いなく「英語を継続して勉強するためにした努力」のひとつなのだ。
ところが、こういった「ベイビーステップ」の段階は記録しておかないと、「勉強したページ数」や、「暗記した英単語数」など「習慣の実績」や「成果」に反映しないので「何もしていなかった」と10日後の自分が評価しがちだ。
早起きの場合も、まず寝る時間を早めることから始めた場合、実際に朝早く起きられるようになるまでは「早く寝て、これまで通り起きる」日が続くことがある。
こういった日も「起きた時間」が遅かった、というだけの理由で習慣継続が失敗したと評価してしまいがちになるが、それはちがう。
「早く寝る」ことは、早起きするために絶対に必要な最初のステップだ。
「なにもしていない」のではない。
間違いなく、「英語学習のために行動をした」し、「早起きのために行動した」のだ。
この段階がないと、次の段階に行けない。
2;
記録をつけることを「習慣形成」のための行動に組み入れる。
このように、記憶に頼って習慣を評価すると大抵の場合ネガティブな評価になりがちであり、そのネガティブな評価の影響を受けて習慣をあきらめてしまいやすい。
朝起きたときに、前日、習慣のためにどのような行動をしたか、評価を行うことをお勧めする。
日付が書いてある手帳の脇に簡単に書き込むだけでも良いし、
自分にメールを送る、
習慣記録用のTwitterアカウントを作るのも良い。
朝起きて1分で振り返って記録できる程度のカンタンな内容で構わない。
習慣形成のための行動として「記録をつける」ということも組み入れてほしい。
3
「できてない」気持ちになったら記録を読み返す。
ほとんどの場合「自分は結構習慣のために行動をしているんだな」とわかり、挫折を回避する可能性が高まる。
私もただ1分、記録をつけるだけのことで、挫折を何度も回避してきた。
ふたつの引用
何かに挑戦したら確実に報われるのであれば誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なこと。
人間がこれだけはと思いきったことに十年しがみついていると、大体ものになるものだ
ひとつの質問
あなたは、習慣形成期においては特に、習慣のために行動した事実を記録しておく重要さを知っていますか?
もし、まだ記録を活用していないのであれば、「朝起きた後」「1分で書ける」簡単な内容で結構です、前日にあなたが習慣形成のためにどんな行動をしたか、記録しておきましょう。
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